電力自由化(応用知識編)

収益優先?電力自由化で起こる可能性のあるデメリット

電力自由化、競争社会、電気料金の値段が下がって万々歳!!というメリットの裏に、デメリットが隠れてます。今後起こりうる、今までと違うデメリットの変化をみてみましょう。


●値上げが簡単にできるようになる!


値上げ?値が下がるんじゃないのという話ですが、競争になっても料金を上げざるをえない状況重あります。例えば、オイルショックのようなものが起こった時です。


現在は、原油の価格が安く、電気をつくるための燃料費が安く抑えられていますが、何かのきっかけで、燃料費が上がれば、電気代にもそれが反映されます。


今まで、電気料金の値上げには、政府許可が必要でした。前のオイルショックの時は、生活弱者のためにも、政府は、急激な値上げをおさえていてくれたんです。ただ、これからは、そのストッパーがなくなります。


電気料金を上げなければ、会社の収益が圧迫されてくる状況なら、電力会社は、迷わず上げてくるでしょう。例え、電気料金が2倍、3倍になったとしてももう、政府に抑えることはできません。


そうやってきくと、何か怖いですね。今までの方がよかったような気もします。リスクも含んで自由化ということなんでしょう。値段が上がらないことを祈ります。


●支払いを滞納すると、すぐに電気が止まる。


現在電気料金の支払いを滞納した人は、15日前に、電気会社から通告。5日前に、地元の送変電事務所通知。その後、電気を止めることになっています。


ただ、電気は、人の生活に関わるもの、公共性が高いものなので、かなり緩やかに運用されているルールです。


これが利益優先の会社だとすぐ電気を止めることになるでしょう。お金を払わない人間に、電気を供給する義理はないですからね。事情を考慮して、対応してくれるということが減るでしょう。


●引っ越し先で、すぐ電気がこない


引っ越しを経験したことがある方ならご存知でしょうが、電気は、引っ越し先の配電盤のスイッチを
入れればすぐ使えます。とりあえず、引っ越し、生活が落ち着いてから電気の契約を...という流れだったりします。


電力自由化後のメーター、スマートメーターには、スイッチはついていません。個人で操作できないんです。これからは、電気の契約を引越し前、引っ越し直後にしなければならないということになりそうです。


一晩でも灯りのない真っ暗な家で過ごすのは、大変です。引っ越し時、電気の手続きは、早めにすませたいところです。


●電気料金の地域差が拡大する


電気を安く売る、採算を取るには、人口が多い地域でないと難しいものだったりします。そのため電気の小売に参入する会社も東京、関西など都心部が多かったりします。

電力自由化の前の購入先変更の申し込み数は、東京、関西が数万件の時、東北、北陸、中国などはゼロです。


東北、北陸、中国の人も、電気料金が下がってくれた方がありがたい。でも、選択肢がないならどうしようもありません。


自由化になれば、重要の少ないところはほっとかれる。地域差が拡大していくものと思われます。


などなどのデメリットが出てきそうです。うーん、デメリットだけみていると、電力自由化って、あんまりよくないんじゃ...と思えてきますね。


自由の代償なんて言葉がありますが、これが自由の代償なんでしょうか。政府もいろいろ政策を行いますが、完全に未来は予測できないし、すべてうまくいくとは限りません。できれば、電力自由化は成功して、あんまり悪いことは、起こってほしくないものですが...


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